2017年11月14日火曜日

SharePointのバージョンアップ

第1回SharePointのバージョンアップ方法

SharePointのバージョンアップを検討している方に、基本的な方法や注意点を紹介する連載です。

はじめに
連載第一回目の今回は、SharePointのバージョンアップする方法を説明し、第二回以降では、弊社が移行時に使用している移行ツール(Sharegate)の紹介や移行時の注意点を紹介したいと思います。

 

SharePointのサポート期限

SharePointのそれぞれのバージョンごとのサポート期限は以下の通りです。



バージョン

サポート期限

延長サポート期限

2007 SP3

2012/10/09

2017/10/10

2010 SP2

2015/10/13

2020/10/13

2013 SP1

2018/04/10

2023/04/11

2016

2021/07/13

2026/07/14

SharePoint2007については、2017年の10月にはサポートが切れてしまうため、早急に対応が必要です。

 

SharePointのオンプレミスとクラウド、どちらを選ぶ?

SharePointのバージョンアップを検討する際、オンプレのSharePointにするか、オンライのSharePointにするかをまず決める必要があります。

こちらにそれぞれの特徴を記載していますので参考にしてみてください。

 

SharePointのオンプレミスへのバージョンアップ

SharePointのオンプレミスにバージョンアップする際、大きく3つの方法があります。

1.      マイクロソフトが提供しているコンテンツデータベースを使用した移行

2.      サードパーティ製の移行ツールを使用した移行

3.      手作業での移行

3つの方法からどれが自社の環境に相応しいか、それぞれのメリット・デメリットから判断してみてください。



方法

メリット

デメリット

コンテンツデータベース

・マイクロソフトがサポートしている

・バージョンを1つずつ上げていく必要がある※1

移行ツール

・直接バージョンを上げることができる

・サイト構成を見直せる

・直観的なUIから容易に移行ができる

・移行ツールのライセンス費用がかかる

手作業

・直接バージョンを上げることができる

・サイト構成を見直せる

・一般ユーザーでも移行できる

・移行ミスが無いか確認する方法を検討する必要がある

・移行担当者のレベルによって結果が左右されてしまう

1SharePoint2007SharePoint2016にバージョンアップする場合、SharePoint2010SharePoint2013SharePoint20161つずつバージョンをアップする必要があります。

 

SharePoint Onlineへのバージョンアップ

SharePoint Onlineにバージョンアップする際もオンプレミスとほぼ同様に大きく3つの方法があります。

1.      マイクロソフトが提供している移行ツールを使用した移行

2.      サードパーティ製の移行ツールを使用した移行

3.      手作業での移行

 



方法

メリット

デメリット

MS提供移行ツール

・マイクロソフトがサポートしている

UIが提供されていない

移行ツール

・直接バージョンを上げることができる

・サイト構成を見直せる

・直観的なUIから容易に移行ができる

・移行ツールのライセンス費用がかかる

手作業

・直接バージョンを上げることができる

・サイト構成を見直せる

・一般ユーザーでも移行できる

・移行ミスが無いか確認する方法を検討する必要がある

・移行担当者のレベルによって結果が左右されてしまう

 
バージョンアップ方法の選択

オンプレとオンライでバージョンアップ方法ごとのメリット・デメリットを挙げましたが実際にどのような判断基準で選択すべきか難しい問題です。

手作業の移行は、ドキュメントライブラリ内のファイルのみエクスプローラービューを使用して移行するなど限定的に実施するのは可能かもしれませんが、大半のケースでは現実的ではないです。

残り2つの判断基準の一例を挙げたいと思います。

移行を機会にサイト構成を見直す必要があるかどうかです。

例えば、各部ごとに容量制限を行いたいとします。SharePointの容量制限はサイトコレクション単位であるため、現行のSharePointで各部のサイトがサブサイトとして作成されている場合、サイトコレクションに格上げする必要があります。これを実現するには移行ツールを使用するしかありません。

 
他にも判断基準としては、コンテンツの量やカスタマイズ要素等多岐に渡ります。バージョンアップの方法は、現在の利用状況と新しいバージョンでの要件を正確に把握し慎重に選択する必要があります。


ブログアーカイブ
前回までのブログと今後の予定
 SharePointのバージョンアップ 第2回移行ツール(Sharegate)の紹介 11月下旬予定
  
その他以下ブログを発信中です。

Nintex Workflow(全6回)
 
機械学習(Azure Machine Learning)の入門からビジネス活用へ(全13回)

 
業務で活用する!SharePoint入門(全6回)
 
第1回 情報共有ツールの核となるSharePoint 10月3日記事