2017年8月10日木曜日

Nintex入門 第2回 Nintexのインストール


1.     Nintex製品インストール手順


 
本連載では、情報共有ツールであるSharePointNintexで拡張して、業務で使い易いワークフローを手軽に作成する方法を紹介しています。

連載第2回目の本記事では、前回ご紹介したNintex WorkflowNintex Formsをインストールして、ワークフローを作成する準備を行うための手順についてご紹介いたします。

以下でご紹介するスクリーンショットの内容は、インストールするNintex製品のマイナーバージョンの違いによって若干異なることがありますので、適宜読み替えて進めてください。


1.1.     事前準備


1.Nintex製品群をインストールする先となるサーバーを用意します。本サーバーに関する前提条件を以下のように定めます。

l  SharePointは一台構成

l  ファーム管理者として「spadmin」ユーザーが作成済み

2.土台となるWindows Serverの基本情報を以下に示します。



3.Active Directory ユーザーとコンピューターを開き、ファーム管理者ユーザー「spadmin」のパスワードを無期限に設定しておきます。実際の運用に応じて設定を実施してください。


 
4.コンピューターの管理を開き、ファーム管理者ユーザー「spadmin」がローカル管理者に設定されていることを確認します。


 
5.SharePointのサーバーの全体管理から「セキュリティ」を開き、「ファーム管理者グループの管理」をクリックします。


 
6.ファーム管理者ユーザー「spadmin」が存在することを確認します。




1.2.     Nintex Partner Networkへのアクセス


1.Nintex製品のインストーラをダウンロードするために、Nintex販社サイトにアクセスします。ユーザー名・パスワードを入力してサインインを行います。


 
2.サインインした後、ヘッダにある「Workflow Platform」タブをクリックします。


 
3.­Downloads」リンクをクリックします。


 
4.International」版のインストーラをダウンロードします


 
5.インストーラ本体とは別に、ライセンスファイルをダウンロードする必要があります。
ADD LICENSE」ボタンをクリックします。


 
6.LICENSE MANAGEMENT」ページが開くので、Nintex製品をインストールするSharePointサーバーのホスト名を「GENERATE NEW」テキストボックスに入力して、「CREATE」ボタンをクリックします。



7.Your Bookmarked Servers」に、入力したホスト名が表示されていることを確認します。


 
8.ADD LICENSE」ボタンをクリックします。




9.Add License」ウィンドウが表示されるので、製品名に「Nintex Workflow」を指定し、先程登録したホスト名を選択した後、「Download new license」をクリックします。


 
 
 
10.ライセンスファイル「license.nlf」を任意の場所に保存します。



11.指定したホスト名が「LICENSE MANAGEMENT」ページに追加されていることを確認します。


 
12.同様に、Nintex Formsのライセンスファイルもダウンロードします。



13.既定値では、異なる製品のライセンスファイルであってもファイル名が同一となっていますが、区別しやすくなるように各々のファイル名を「license_workflow.nlf」「license_forms.nlf」へと変更しました。


 
14.指定したホスト名が「LICENSE MANAGEMENT」ページに追加されていることを確認します。Nintex WorkflowNintex Formsのそれぞれで「Nintex2013TestSite」を登録した場合、合計2件表示されます。



1.3.     Nintex Workflowインストール


1.先程NintexWebサイトからダウンロードしてきたインストーラ(NintexWorkflow2013int.exe)をダブルクリックします。


 
2.「ユーザーアカウント制御」ダイアログが表示された場合は「はい」をクリックします。


 
3.インストーラが起動した後、「Next >」をクリックします。


 
4.ライセンス条項を読んだ後、「I Agree」を選択し、「Next >」をクリックします。


 
5.Install Nintex Live」にチェックマークがついた状態のまま、「Next >」をクリックします。Nintex Formsを既にインストールしている環境では、チェックマークを外してから先の手順へ進みます。


 
6.セットアップ中にIISを再起動しても問題ないか確認する画面が表示されるので、「Yes, Updating will cause IIS to restart.」が選択された状態のまま「Next >」をクリックします。



7.インストールが開始されるので、プログレスバーが100%になるまで待機します。


 
8.Installation completed successfully」と表示されていることを確認した後、「Close」をクリックします。


 


もしも、インストーラの最終ページで「Installation completed successfully」と表示されなかった場合には、インストール作業自体をやり直す前に以下の手順を行う必要があります。

 

まず、SharePointの「サーバーの全体管理」→「システム設定」→「ファームソリューションの管理」を開きます。インストール作業中に展開されたソリューションがリストに表示されるので、ソリューション名をクリックした後、「ソリューションのプロパティ」ページで「ソリューションの取り消し」をクリックします。


 
   
次に、Windows Serverのサービスを開いて、「SharePoint Administration」のプロパティを開いた後、「開始」をクリックします。


 



 
9.インストーラを閉じた後、SharePointの「サーバーの全体管理」から「ソリューション管理」を開きます。



10.インストールした6つのソリューションがリスト表示されていますが、状態列に「未展開」と表示されているもののうち、「名称」列に「backwards」が含まれていないソリューションについては手動で展開する必要があります。今回は、4つの「未展開」のソリューションのうち、「nintexworkflow2013.wsp」、「nintexworkflow2013enterprisefeatures.wsp」の2つを手動で展開します。

まず、リストの「nintexworkflow2013.wsp」をクリックし、「ソリューションのプロパティ」ページを開きます。続いて、「ソリューションの展開」をクリックします。


 
11.「展開する時刻」に「今すぐ実行」、「展開先」に「すべてのコンテンツ Web アプリケーション」が選択されていることを確認した後、「OK」をクリックします。


 
12.「ソリューション管理」ページを再度開き、「nintexworkflow2013.wsp」の「状態」が「展開済み」へ変化していることを確認します。


 
13.他のソリューションについても同様に展開します。



14.次に、Nintex Workflowの設定を行っていきます。SharePointの「サーバーの全体管理」から「Nintex Workflowの管理」を開きます。


 
15.「データベースの設定」をクリックした後、「構成データベース」の隣にある「作成をクリックします。



16.予め定められた接続先設定値があれば適宜書き換えて、「OK」をクリックします。なければ既定値のままで問題ありません。


17.データベースが作成され、接続文字列が表示されます。



18.SharePointの「サーバーの全体管理」→「Nintex Workflowの管理」→「グローバル設定」を開きます。



19.作成するワークフローから電子メールを送信する場合には、ここでメールサーバーを設定しておく必要があります。



20.続いて、SharePointの「サーバーの全体管理」→「Nintex Workflowの管理」→「Liveと外部設定」を開きます。


 
21.必要に応じて、Nintex Liveを有効化します。




22.最後に、ライセンス認証を行います。SharePointの「サーバーの全体管理」→「Nintex Workflowの管理」→「ライセンスの設定」を開き、「インポート」をクリックします。


 
23.「参照」をクリックして、前節で入手しておいたライセンスファイルを選択します。このとき、Nintex Forms用ではなくNintex Workflow用のライセンスファイルを指定する必要があります。ライセンスファイルを選択した後、「インポート」をクリックします。





24.Nintex Workflow ライセンス認証」のページを再度開き、製品ライセンスが表示されていることを確認します。



1.4.     Nintex Formsインストール


1.先程NintexWebサイトからダウンロードしてきたインストーラ(NintexForms2013int.exe)をダブルクリックします。



2.「ユーザーアカウント制御」ダイアログが表示された場合は「はい」をクリックします。



3.インストーラが起動した後、「Next >」をクリックします。


 
4.ライセンス条項を読んだ後、「I Agree」を選択し、「Next >」をクリックします。


 
5.Install Nintex Live」のチェックマークを外した後、「Next >」をクリックします。




もしもNintex Workflowよりも先にNintex Formsをインストールする場合には、チェックマークがついた状態で先へ進みます。


 
6.IISを再起動してソリューションを更新するか確認する画面が表示されるので、「Yes, Updating will cause IIS to restart.」が選択された状態のまま、「Next >」をクリックします。


 
7.インストールが開始されるので、プログレスバーが100%となるまで待機します。


 
8.Insallation completed successfully」と表示されていることを確認し、「Close」をクリックします。


 
9.インストールが正常に完了しているか確認します。SharePointの「サーバーの全体管理」から「ソリューション管理」を開きます。


 
10.Nintex Workflowの展開の際と同様に、名称に「backwards」を含まないソリューションで状態が「未展開」のものが存在する場合には手動で展開します。


 
11.続いて、SharePointの「サーバーの全体管理」→「Nintex Formsの管理」→「データベースの管理」を開きます。


 
12.予め定められた接続先設定値があれば適宜書き換えて、「OK」をクリックします。なければ既定値のままで問題ありません。


 
13.最後に、ライセンス認証を行います。SharePointの「サーバーの全体管理」→「Nintex Workflowの管理」→「ライセンスの設定」を開き、「インポート」をクリックします。



14.「参照」をクリックして、入手しておいたライセンスファイルを選択します。このとき、Nintex Workflow用ではなくNintex Forms用のライセンスファイルを指定する必要があります。ライセンスファイルを選択した後、「インポート」をクリックします。





15.Nintex Workflow ライセンス認証」のページを再度開き、製品ライセンスが表示されていることを確認します。


 

1.5.     サイトコレクションの設定


1.Nintex製品のインストールと展開まで終了したところで、サイトコレクション単位、サイト単位での設定を行っていきます。
まず、SharePointの「サーバーの全体管理」から、「Webアプリケーションの管理」を開きます。


 
2.リボンの「WEBアプリケーション」タブにある「機能の管理」をクリックします。


 
3.Nintex Forms」の右隣にある「アクティブ化」をクリックします。



4.「状態」列が「アクティブ」に変化した後、「OK」をクリックします。


 
5.続いて、SharePointの「サーバーの全体管理」→「Nintex Workflowの管理」→「許可されたアクションの管理」を開きます。


 
6.特に定めがなければ「カテゴリ」ラベルの左隣にあるチェックマークをクリックしてすべてのアクションを有効化します。Active Directoryに関するアクション等、ワークフローを作成するユーザーに使わせたくないアクションについて制限を設ける場合には、該当するチェックマークを外しておきます。チェックマークを外したアクションは、ワークフロー作成画面に表示されなくなります。選択が終了した後、「OK」をクリックします。


 
7.Nintex Workflowの管理」に戻り、「Webアプリケーションのアクティブ化」を開きます。


 
8.「すべてのコンテンツWebアプリケーション」にチェックマークをつけた後、「アクティブ化」をクリックします。


 
9.サイトのトップページ( : http://nintex2013work/ )をブラウザで開き、右上にある歯車のアイコンから、「サイトの設定」を開きます。


 
10.「サイトコレクションの機能」を開きます。



11.サイトコレクションの機能の一覧の中に、Nintex製品も含まれていることを確認します。しかし、まだこのページ(サイトコレクション側)でアクティブ化されていないため、各サイトではNintex製品を利用することができません。



12.Nintex製品のうち、Nintex Live以外の機能をアクティブ化します。


 



1.6.     動作確認


ここまでの手順の総まとめとして、インストールが完全に終了しているか確認するために製品画面を起動してみます。

1.まず、サイト のトップページ( : http://nintex2013work/ )をブラウザで開き、左側のリストから「サイトコンテンツ」を開きます。



2.サイトコンテンツ最下部にある「新しいサブサイト」をクリックします。


 
3.タイトルを入力して、「作成」をクリックします。





4.作成したサブサイトにカスタムリストを追加します。作成するワークフローによって、このカスタムリストを更新していくことになります。まず、サブサイトのホームで、「リストやライブラリ、その他のアプリを追加」をクリックします。



5.「アプリの追加」をクリックします。


 
6.「カスタムリスト」をクリックします。


 
7.リスト名を設定します。


 
8.作成したリストを開きます。


 
9.リボンの「リスト」タブにある「Nintex Forms」をクリックします。



10.フォームの内容は特に変更せずに、「保存」をクリックします。



11.ツールバーにある「公開」をクリックします。



12.ダイアログにある「公開」をクリックします。



OK」をクリックします。



13.「ワークフロー設定」アイコンの右にある下向き三角をクリックします。



14.Nintex Workflowでワークフローを作成」をクリックします。


 
15.「作成」をクリックします。


 
16.ワークフローを編集するための画面が表示されます。


 
17.「ワークフローアクション」パネルの「ライブラリとリスト」カテゴリにある「アイテムの更新」を、右側のワークフローに配置します。



18.「アイテムの更新」の右上にある下向き三角をクリックした後、「構成」をクリックします。


 
19.「更新」メニューに「現在のアイテム」を指定します。


 
20.「フィールド」メニューに「タイトル」を指定します。



21.「値」の右にあるテキストボックスをシングルクリックした後、さらに右にある「参照の追加」アイコンをクリックします。



22.「アイテムのプロパティ」タブを選択します。


 
23.ID」をダブルクリックして選択します。下の「挿入する動的なテキスト」に「ID」と表示されていることを確認します。


 
24.ダイアログにある「保存」をクリックします。


 
25.ツールバーにある「保存」をクリックします。



26.「タイトル」に任意の文字列を指定して、「提出」をクリックします。


 
27.OK」をクリックします。


 
28.「公開」をクリックします。



29.「提出」をクリックします。


 
30.OK」をクリックします。



31.「新しいアイテム」をクリックし、作成したフォームを表示します。


 
32.「タイトル」に任意の文字列を指定し、「保存」をクリックします。


 
33.アイテムが作成されたことを確認します。



34.アイテムのタイトルの右にある「…」をクリックした後、「ワークフロー」をクリックします。


 
35.「新しいワークフローの開始」の下にある「ワークフローテスト」をクリックします。


 
36.「起動」をクリックします。



37.Nintex WorkflowおよびNintex Formsが完全にインストールされており、正しく動作していれば、以下のように「ワークフローテスト」が「完了」となります。



1.7.     まとめ


本記事では、ワークフローを作成するためにNintex製品をインストールする手順についてご紹介しました。

Nintex製品の動作画面がほとんど出てこなかったため、実現できるワークフローのイメージがまだ湧かないかもしれませんが、次回以降の記事では、スクリーンショットをふんだんに交えながら、実際に社内で利用されているような業務ワークフローシステムを作成するための手順をご紹介できればと考えておりますので、もうしばらくお待ちください。


ブログアーカイブ

前回までのブログと今後の予定
Nintex Workflow
 第2回 Nintex インストール手順 8月10日記事
 第3回 Nintex 業務ワークフローシステムの作成(仮) 8月下旬予定
 
その他以下ブログを発信中です。
 
機械学習(Azure Machine Learning)の入門からビジネス活用へ